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変形性膝関節症

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    変形性膝関節症 (へんけいせい しつかんせつしょう)


    「変形性膝関節症」、「慢性関節リウマチ」、「半月板損傷」は”ヒザの3大病”と呼ばれ、特に起こりやすい症状といわれています。

    変形性膝関節症というのは、ヒザの関節にある軟骨がすり減ってしまい、関節が変形することにより「痛み」や「炎症」を引き起してしまうものです。

    ヒザの関節の軟骨がすり減ってしまうとヒザの内側の骨があらわれて直接触れてしまい、それが刺激となって関節面が硬くなってしまったり、骨の縁にトゲのような突起や出っ張りができてきます。また、これらが原因で関節を守っている関節包のなかの滑膜に炎症が起こり、ヒザの腫れも起きてきます。

    変形性膝関節症は、「原因がはっきりしていないもの」と「原因がはっきりしているもの」に分けられ、多くの場合は原因がはっきりしているものとなっています。

    原因がはっきりしているもので一番多いのが「筋肉の衰え」で、様々な理由からヒザの筋肉の老化が進み、膝関節を支えている筋肉の力が低下し、重みを受ける部位が不安定になり関節の内側に負担が集中し始め、その結果に負担が集中している部分の軟骨の磨耗が加齢とともに早まり、痛みや炎症を起こしてしまうのです。

    私達の生活のなかで、ヒザは平地を歩いているときで体重の約3倍、階段の上り下りでは約7倍、そして走っているときには約10倍もの荷重が掛かっているといわれます。
    そのため毎日酷使されているヒザの関節には様々な障害があらわれてきます。

    また中高年になると、運動不足や過食で皮下脂肪がつきやすく、体重が増加してきます。そして、その体重が増加した分、余計にヒザの関節に負担が掛かりやすくなってきます。
    特に50才以上の女性は、ホルモンなどの関係で男性よりも比較的この障害にかかりやすいといわれています。

    日本人に多い「O脚」もヒザの内側が離れて開くので、ヒザの内側に体重が掛かりやすくなり、関節軟骨の内側がすり減り症状を助長するとされています。

    その他、「半月板損傷」や「靭帯損傷」なども膝関節を痛めてしまい変形性膝関節症の原因になるといわれています。

     

    高橋武也 * 膝のトラブル * 01:46 * - * -
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